騒音配慮し“無音盆踊り” 東海市
愛知県東海市大田町で1、2の両日開かれる夏祭り「ザ・おおた・ジャンプフェスティバル」(中日新聞社後援)で、大田コミュニティの住民らが、イヤホンで曲を聴きながらの「無音盆踊り」に挑戦する。常識破りの試みは、将来を見据えた騒音防止と地域振興のリハーサルでもある。
当日は通常の盆踊りとは別に、FM電波に乗せた曲を参加者が携帯ラジオのイヤホンで聴きながら踊る時間を設けた。各日1回、15~20分間の予定で、ラジオ50個を用意。イベント委員長の米穀販売業月東(がっとう)由典さん(34)は「手探りでいろいろ試したい」という。
地元では「新しい市の玄関口」として、2015年度の完成を目指し名鉄太田川駅周辺の整備が進む。完成後は駅前に祭り会場が移る見込みだが、病院が近いため騒音対策も必要になる。住民らは玄関口にふさわしい大きな祭りに育てるため、地域振興を兼ねたものにしたいと考え、「無音盆踊り」を試すことにした。
提案した大会会長の化粧品店経営森岡厚さん(47)は「例えば踊り手はイヤホンで聴く曲で踊り、会場では違う曲を流すと不思議な光景になるのでは」などと、前代未聞の試みの応用を模索している。
(中日新聞 2009年8月1日)
エアギター、70年代のハードロックのボーカリストが、ギターソロの最中手持ち無沙汰にならないよう、マイクスタンドをギターに見立てて弾く真似をしたのが起こりらしいです。
近年はエアギターそのものが独立した趣味となり、競技会が開かれるなどしています。1996年から始まった世界選手権では、2006年に日本のダイノジおおちが初優勝しました。プロの方も、クイーンのブライアン・メイは自身選曲の「エアギター」という名のコンピレーションアルバムを出していて、エアギターに使われる曲は一通り収録してあります。
日本国内では関連商品が玩具メーカーから発売されています。ただし、「音にあわせて振りをつける」エアギターに対し、「振りに合わせて音が鳴る」玩具であるため、主客転倒しているという指摘もあります。本物のギタリストにはエアギターが嫌いな人もいて、野村義男は自ら「エアギター撲滅委員会委員長」を名乗るなど、その代表的存在です。
さて、このエア盆踊り、センター試験のリスニングみたいですが、見守るギャラリーにはステップを踏む草履の足音、浴衣の衣擦れの音、ダンサーの呼吸音だけが聞こえることになります。なので見る人もなるべくラジオ聞いた方がいいでしょう。手拍子を禁止にするかどうかは不明です。
この様な形態が主流になったら何とも寂しい限りですが、まだ一カ所に集まるだけいいかもしれません。突き詰めると、ローカルFM局が盆踊りの曲を流す、参加者は自宅室内や庭で踊るなどということになるかもしれません。テレビ局が協力すれば太鼓や舞台の映像も見ながら踊ることができるでしょう。ヘッドマウントディスプレイを使えばそれなりの臨場感はあると思います。わたあめや焼きイカはインターネットで購入。
知らずに会場近くを通りかかった人は警察に通報するかもしれません。「サイレント盆踊り実施中」の表示は必要でしょう。まさに「死霊の盆踊り」、と思ったけど、盆踊りとは元々そういうものだったんですね。平安時代、念仏踊りと盂蘭盆の行事が結びついて、精霊を迎える、死者を供養するための行事として始まり、室町時代の初めに太鼓などをたたいて踊るようになったそうです。しかし、死者に聞こえない盆踊りで供養になるのでしょうか。キュウリやナスビ(妻ようじで立てるやつ)にもヘッドホンつけるしかないですね。
セキュリティにも配慮する必要がありそうです。FM電波と携帯ラジオでスクランブルなしなので簡単に電波ジャックできそうです。
よく読むと試験的な試みということで、その他の時間帯は通常の盆踊りをするようです。盆踊り静かになったら夜店の発電機の騒音だけが響き渡ることになりそう、と思ったら最近の発電機は劇的に静かになっていました。最新のホンダ発電機の騒音レベルが59dB、これはレストラン、大きな商店、ホテルのロビー程度で普通の会話が可能なレベルです。夜店の屋台が新しい物を使っていたらの話ですが。あと、射的の銃にサイレンサーがついていたら完璧。
将来を見据えた騒音防止の挑戦とありますが、現代は既にクレーム社会です。インターネットの普及により、消費者は強くなりました。メールや動画サイトという手段を獲得した今、PC法やコンプライアンス向上と相まって泣き寝入りは激減したと思います。他方、ごり押しによる不当な脅迫まがいの行為もあり、モンスターペアレントやモンスター○○という弊害も出ています。入念な事前調整を行い、希望する家庭には逆位相の音を流すノイズキャンセリングサービスを検討する時期が来ているのかもしれません。
そのうちyoutubeに投稿されるかなと思ったら、海外には既にsilent discoというものがありました。


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